歴史と文化と自然と
2025年5月15日 19時25分高学年が円陣を組んで、いざ出陣!いったい、何が始まるのでしょうか?
運動会の定番「騎馬戦」の練習開始!先生の太鼓でのろしが上がります。昔の合戦を模した競技。歴史と文化の町でもある三間町にふさわしい演目と言えるでしょう。では、戦国を生きる武者たちとしての「心の声」を聞いてみましょうか。
「殿!おたのみ申す!」「このわしに、まかせておれ!」「ものども、殿にめったなことがあってはならぬ!全力でお支え申し上げるのじゃ!」「こざかしい!なかなかやりおるわい!」
「すきあり!赤組の将、討ち取ったり!」「くそっ、油断しておった、一生の不覚!皆の者、今まで、よくついてきてくれた。礼を言うぞ。わしを置いて、早く逃げるのじゃ・・・」「殿・・・(泣く)」
「ふふっ!お前の太刀筋(たちすじ)は、すでに見切っておる!」「まさか!余の渾身(こんしん)の一撃をかわすとは!貴様、何者じゃ!・・・んっ?おぬし、見覚えがある。もしや、あの時の!」
「殿!そのお怪我では!ここはいったん引いた方がよろしいかと!」「いやじゃ!こやつとは、今ここで、どうしても白黒つけねばならんのじゃ!」
「おぬし、なかなかやるようになったのお!」「おろか者め!いつまでも昔のわしではないわ!」「殿、もうおやめください!殿には、われわれ家臣と、国の民がいることを、お忘れのないように!」
5年生が、メダカの様子を毎日観察しています。愛着がわいてきたのか、それぞれに「推し」のメダカがいたり、名前をつけたりしているようです。
メダカは、その多くが田んぼとその水路に住んでいて、田んぼの近代化に伴って数が急速に減っているということです。でも、子どもたちは、「三間にはふつうにいますよ」と言っていました。本当ですか?さすが米どころですよね!
歴史や文化と言えば、5年教室に、総合的な学習の時間に調べていた「今と昔の農業のちがい」についてまとめた掲示物がはってあります。とっても上手に、というか、「ICTをフルに活用して制作した」ことが一目で分かる作品です。さすが、高学年ですね!
ここからは「食文化」の勉強です。例によってグルメモード担当の方、よろしくお願いいたします。
【グルメモード】この美しい照り、たたずまい、昨日の「鶏のレモン煮」を彷彿とさせるものだが、これは魚だ。揚げたカツオに、砂糖、しょうゆ、ショウガなどで味をつけている。マグロもそうだが、意識しなければ赤味の肉を食べているとしか思えないような感覚だ。それにしても、カツオとショウガは合うんだよな!「出会いのもの」とまではいかないものの、これ、魚ぎらいの子も、ノーストレスでおいしく食べてるんじゃないか?ぜひ、そこのところもリサーチしてほしい一品だ。
けんちん汁だ。具だくさんで、実にうれしい。いやはや、鶏肉、ゴボウ、油揚げの相性はバツグンだな。日本の家庭料理の神髄を見るようなメニューだ。もともとは、「けんちん」の名称自体が中国由来の精進料理で、二日前の献立に出てきた「豚汁」とは一部に同じ具材を使いながら、対極をなすものらしい。「鶏肉のレモン煮」と「カツオの揚げ照り煮」の類似性も含めて、今回の献立構成は、計算した上でのことだったのだろう。実におもしろいじゃないか。メニューひとつとっても、こんなに歴史や文化について学ぶことができるとは。誇張抜きで、これは立派な教材だな。
【デフォルト】さて、午後。4年生の総合的な学習の時間に、外部講師の方が来られて、「昔の三間の自然や生活文化」などについて教えていただきました。ちょうどよい機会だったので、5年生の授業の時に話題になった「メダカの生息」についても聞いてみると、「たしかに三間には普通にいるが、昔にくらべるとずいぶんへった」とのことでした。子どもたちの言う通りだったんですね。
昔の生活の中で使っていた道具もたくさん持ってきていただいていて、紹介していただきました。子どもたちにとって、全てが、「初めて見て、さわるもの」ばかりで、昔の人々の生活の工夫に、ただただ感心していました。
どの昔の道具を持たせても、不思議に「様になる」友達がいたようで、みんなとても感心していました。もしかしたら「三間のDNA」のようなものを、しっかり受け継いでいるのかもしれませんね。
以上、歴史・文化・自然関係の活動や事物を多く目にした一日でした。いやー、私(ブログ執筆担当)も、とっても勉強になって本当に大満足でした。
遅くなりましたが、外部講師の方、今日は、すばらしい学びを、本当にありがとうございました!