水を知り、水を使い、水に感謝する
2025年7月9日 19時30分1年生が、支援員の先生と、アサガオを見ています。「毎日たくさん咲くようになったね」と。
一人一鉢のセットには、ちゃんと水やり用のペットボトルがついています。毎日、どれくらい水をやるようになってるんでしょうかね。
折しも、2年生は量のはかり方の勉強。ああ、dL(デシリットル)ですね。この単位、2年生のときに習うのですが、生活の中で使う機会が無いので、その後、忘れてしまうんですよね。2年生だから、100倍、1000倍は難しいから、「10倍すると1リットル」ということで、算数の勉強として出てくるのだと思いますが。
ちなみに、昔は、10分の1メートルにあたる「dm(デシメートル)」も使われていて、今でも一部業界では使っているそうです。また、輸入ワインなどには、100分の1リットルにあたる「cL(センチリットル)」という表示も見られます。今では、生活の中で、メガ(100万倍)やギガ(10億倍)などの単位も普通に使うようになっているため、「これは、習う、習わない」ではなく、生活の中でいろんな単位に触れて、自然にきまりが分かってくればいいのかもしれませんね。
4年生は、「土への水のしみこみ方」の実験です。「水害」との関係の中で勉強するようになっています。「学級園の土」と「砂場の砂」と、どちらがしみこみやすいでしょうか。
4年生は、「注ぐ水の量は150mL」の指示で、水を正確に計り取りました。水の量の単位が十分に分かっているようです。さあ、4年生全体の予想では、「学級園の土がしみこみやすい」と答えた子が多かったですが・・・
結果は、砂場の砂の方が、約2倍の早さでしみこみました。拡大して見てみると、砂って、小さな石の集まりで、いうなれば「スカスカ」な状態で水が通りやすいようです。また、三間に多い「田んぼの土」は、粘土質で、土よりさらに目が細かいため、水がほとんどしみません。だから、水田ができるんですね。
今日の給食は、「豚肉のカリン揚げ」と「ゴーヤチャンプルー」などの献立です。グルメモード担当者さん、今日は、取材内容が多いため、「1品で」お願いしますよ。
【グルメモード】承知した。だったら、もちろん「ゴーヤチャンプルー」だ。驚いたな、これを今まで給食で見ることがあっただろうか?食べてみるとさらに驚いた。まず、ゴーヤに普通に苦みが残っている。当たり前だろうが、子ども向けに苦みを抜いているわけではない。次に、ちゃんと「かつお節」が入っている。本場沖縄では「かつお節」を入れるのが一般的だが、これが入っているのを見ることは、実はそんなに多くはない。さらに、豚肉のかわりにベーコンを使い、一種、沖縄的な「ランチョンミート」を思わせる味わいに仕上げてある。正直私は思った。「これ、すごいんじゃね?」と。「ゴーヤチャンプルー」は「沖縄料理」は「こういうものだ」という完璧な教材になっている。果たして、これを、子どもたちに漫然と食べさせてよいものだろうか?
午後は、三間町のお祭りで踊られる「盆踊り」のご指導に、「和の会」という団体の方々が来ていただきました。
一人の方は、「お遍路さん」に扮していただいています。札所が二つもある三間町の行事には、当然、遍路文化の要素も加わってきますよね。
盆踊り「三間町音頭」の歌詞の説明を聞くと、やっぱり「米づくり」が中心に作られているようです。三間の稲作の礎になっている治水に尽力された偉人の話もされていました。午前中の、子どもたちの勉強にもつながるようなことですね。
それでは、踊ってみましょう。子どもたちの踊りっぷりをご覧ください。
三間町の盆踊りは2種類あり、このような稲作の農作業の動きを取り入れたものもあります。タイトルは「お米ありがとう音頭」です。さあ、これもおどって三間(みま)しょう!
さあ、踊りのエンディング。みんなしっかり踊って!
はい、よくできました!全員拍手です!
校長先生がお礼のあいさつをされた後、みんないっしょにお礼をいいます。ありがとうございました!
以上、水のつながりで構成してみた、今日のブログでした。
「和の会」の皆様、今日は、御指導いただき、本当にありがとうございました。おかげで、夏祭り当日、子どもたちは、踊りの意味も感じながら、しっかりおどれることと思います。