命をまもる
2025年6月4日 17時32分んっ?この雰囲気は・・・?何かおかしいですよ。
そうです!不審者が来たときに備えての避難訓練です!不審者役の方に応対した用務員さんのホイッスルと、校内放送で、みんな一斉に避難を開始します。
玄関は閉めていますが、強硬に侵入した場合に備えて、職員が「さすまた」を持って待ち構えます。
すぐに押されていた「非常通報装置」で警察に連絡が行き、不審者の学校への侵入をゆるすことなく、訓練は終わりました。講師のスクールサポーターの方から、不審者から身を守ることについて話を聞きました。たくさん教えていただいたので、学校で時々復習しましょうね。
続いて、不審者役として来られていた駐在所の警察官の方に、再度不審者になっていただき「不審者から声を掛けられた場合」のロールプレイングを行いました。6年生の子が不審者に対応します。ドキドキですね。
さそいには「絶対に」乗らずに、防犯ブザーを鳴らすなどして、逃げることが大切です。うん、うまく不審者との距離を取りながら対応できてますね。
今度は、背後から、ランドセルを引っ張られた場合です。
引っ張られたランドセルは、体からはずしてとにかく逃げます。子どもは、ずっと走り続けられますが、普通の大人はそうはいきません。どうやら、不審者はすぐにあきらめたようです。
4年生は、実験道具を空気でっぽうから注射器に変えて、空気の性質を調べています。空気は押すと、5分の1くらいまでちぢむことが分かりました。バネのように押しもどしてもきます。
昨日の夜、震度2の地震があり、こわい思いをされた方も多いと思います。大丈夫だったでしょうか?実はこの空気のバネ。非常にすぐれているため、ビルなどの建物の下に取り付けて「免震」に使われているそうです。空気も「人間の命を守る」ことに役立っているんですね。
さあ、これを空気ではなく「水」にかえると・・・。
どんなに力を入れても、びくともしません。目もりが、20から少しも動きません。空気と水は、まったく性質がちがうんですね。
はい、給食です。・・・この赤いスープ。はっきり見覚えがあります。1か月ほど前に、グルメモード担当者さんが絶賛していた「ひよこ豆のポークビーンズ」です。・・・ということは、よかった!今日はコメントは少なくてすみそうですね!
【グルメモード】この料理は「鶏肉のチーズ焼き」となっている。ゴロっとした質感のある鶏肉の旨味がナイスだが、何と言っても、ピーマン、パプリカと、歯ごたえを残すように火入れをしたタマネギの味と食感が印象的だ。まさに「イタリアン」といったテイストが味わえる。これに、焦げ目のついたチーズの表面部分が合わさると「完成形の美味さ」となる。このような焼き物は「具は何を使っているのか」「味はどんなのか」は、食べてみるまで分からない、そんな楽しさがある。まさに「食の宝箱」と言える。
ほーら「思ったとおり」だ!このポークビーンズのスープ、白飯と合わせても、やはり美味い。いや、むしろ、スープの美味さが、より分かるようにも思う。決して誤解をしないでほしいが、この食べ方を子どもたちにすすめているのではない。あくまでも、これは、このポークビーンズの汎用性、食の可能性を探るための「試食」に過ぎない。粉チーズやパセリなどをトッピングすれば、かなり上等な「リゾット風おじや」となるのは言うまでもないだろう。
すまないが、少し続けさせてもらう。5年生が調理実習をしていた。ジャガイモをゆでる料理だったが、おそらく「粉ふきいも」を作る教材だったのだろう。
だが、できあがったものを見ると「じゃがバター」だった。聞くと「ジャガイモを、よりおいしく食べるため」だそうだ。粉ふきいもも美味いが、じゃがバターには引けを取るかもしれない。「今、目の前にあるものを、よりおいしく食べたい」と考え工夫することは、豊かに生きるためには大切なことだろう。今回のブログのテーマに沿って言うなら、たとえ非常時の食材が十分手に入らない時でさえ、このような精神は、どこかに持っておきたいものだ。ちなみに、子どもたちの味覚では、まだ分からないだろうが、ジャガイモとバターに「イカの塩辛」を足して調理すると、神がかり的な美味さ、「味の黄金律」が誕生する。
【デフォルトモード】グルメモード担当者さん!今回、純粋に紹介するべきだったのは「鶏肉のチーズ焼き」一品だけのはずですよ!おっしゃっていることは間違いないのでしょうが、忙しい思いをされている編集担当さんの仕事を増やさないでください!「イカの塩辛」のこともいいですけど、まず「チームメイト」「隣人」のことを考えてください!
さて、本筋に戻りまして、6年生は社会科で「国会のしくみやはたらき」について勉強していました。いわゆる「政治」についてです。難しい内容ですが、今は、6年生の1学期に勉強するんですね。そう、政治のいちばんの役割は「国民の命を守ること」です。そして、これから、政治の防災への関わりについても学習していきます。
今日は、水曜日なので、放課後の水泳はお休みです。波が立ってないと、プールの様子がよく分かります。大きな踏み台のようなものがしずめてあったのですね。泳ぐ力が、まだ十分でない子が、練習しやすくするための配慮ですね。
体育の先生が発行されている「体育通信」の中の記事に「学校で水泳を行っている理由」について書かれているものがありました。なるほど、水泳は、水の事故から身を守るために始まったんですね。うーん、昨日の「働き方改革」のこともそうですが、三間小(うち)の水泳の取組を見ていると、単に「体力・気力の向上」「競技力の向上」を目指すようなスタンスではダメなんだってことを痛感させられますね。そもそも「教育活動」なのですから、それは当然のことではあるのでしょうが・・・。
以上、命を守ることをテーマに構成してみた今日のブログでした。
最後になりましたが、本日、不審者対応避難訓練のために御来校いただいた、スクールサポーターの方、宇和島警察署三間駐在所の方、本当にありがとうございました。これからも、御指導よろしくお願いいたします。