仲間がいて、地域とのつながりがあって
2025年6月12日 20時01分2年生の国語は「スイミー」。ずっと以前から教科書の教材であり続けている名作です。仲間と助け合うことが主題になっていて、国語の教材をこえた価値があるからでしょう。
おっ、2年生、たくさんの子が手をあげてる。しっかり勉強できていますね。きっと、もうひとつの勉強「仲間との助け合い」もできてるんでしょうね。
一方、理科室の水槽にいる「リアル・スイミー」こと、メダカたちは、毎日たくさん卵は産むものの、それが「無精卵」(メダカにならないた卵)ばかりの日が続いていました。だから、仲間をふやすことにしたそうです。
すると・・・さっそくに「受精卵」がたくさん水草についていました!これは、仲間の力の、なせるわざでしょう。さあ、これから、担当の5年生は、いそがしくなりそうです。
さて、その5年生。田んぼからくんできた水から、何かをすいとっていますよ。
顕微鏡で見てるぞ。きっと何かいるんだ。
ミジンコだ!さかんに脚を動かしている!まさか、目がぐるぐると動くとは!このミジンコたち、観察のために取ってきただけですので、授業が終わったら、すぐに、仲間のいる元の場所にもどしました。なんでも寿命が2週間しかないとのこと。ぜひ、仲間と大切な時間を過ごしてほしいですね。
先日、マリーゴールドの花植えでお世話になった「赤十字奉仕団三間支部」の方から、掃除道具と寄贈していただきました。そして今日、そのお礼の会を行いました。
代表児童が掃除用具を受け取り、お礼を伝えます。奉仕団の方は、心を込めて掃除をすることで、周りをきれいにするだけでなく、「自分の心や人の心もきれいにする」ことにつながると話されました。
奉仕団の方々は、三間小の子どもたちが赤十字の精神をもって活動している様子を、ずっと見守っていただくそうです。ところで、奉仕団の方々と4年生が植えた「マリーゴールド」には「友情」という意味があるのだそうです。そうか、この花、赤十字の精神の象徴だったんですね。それにしても、雨にぬれた赤いマリーゴールドの、なんときれいなことでしょう!これは「友情」をこえた「情熱」だ!
給食です。今日は、今年度はじめての「汁のある麺類」、チャンポンです!グルメモード担当者さん、お願いいたします。
【グルメモード】給食として出す料理で一番難しいのは、この「汁があるタイプの麺類」だろう。出来立てでなければ、麺がのびてしまうからだ。そして、このチャンポンは、スープと「ゆで麺」を食べる直前に合わせることで、おいしさの実現を図っている。・・・うん、思った通り、このチャンポン、豚骨スープの「長崎風」ではなく、あっさり系の「宇和島風」「八幡浜風」だ。出汁は、鶏ガラに魚介だろうか。そのため、一口食べて「郷土料理」的な味わいやなつかしさを感じる。これも、今日のブログのテーマにつながるものだな。今日の献立の中には、他に「春巻」「カリポリサラダ」「黒砂糖蒸しパン」があり、どれも特筆すべき内容だったが、今日は取材内容が多かったようで、主任担当者や編集担当から「わかってますよね!」とクギをさされているため、素直にしたがって、割愛させていただくことにする。
【デフォルト】午後、「三間子供相撲大会実行委員」の方々が来られて、この行事の由来や、相撲という競技について、実演を交えて説明していただきました。なんでも、200年近く前に、三間地区に火事が続いたことから、それを鎮めようとして始まったそうです。
三間小児童有志が、関係者の方を行司に、実際に取組の練習を行いました。さあ、三間っ子パワー炸裂!すばらしい取組の数々でした。みんな、それを見ているうちに、「ぼくも!わたしも!」と練習希望者が増えていきました。
「とり」はもちろん6年生。相手をにらむ(?)この表情!これは、ぜったい「心の声」をあげていますね。
「うれしそうだな!」「ふっ、おまえこそ!」「いや、おまえの方がうれしそうだ!」「見ろよ!行司さんが、いちばんうれしそうだぞ!」
「おれの友情を受けてみよ!」「ぐっ!お前の深い友情、しかと受け止めた!だが、おれの友情の方がずっと上だ!」「おい、見てみろよ!行司さんも、おれたちの友情の輪に入りたいようだぞ!」
はい、ここで練習終了。そして、閉会式をしようとした、まさにその時!2人の男の先生方が「神がかったように」土俵に上がり「鬼神のごとく」取組を始めたのでした!そして、会場は熱狂の渦に!いったいぜんたい何が起こったというのでしょう!実は、伝統行事、伝統芸能は、このようなかたちで始まったものも少なくないそうです。きっと、200年前にも、村人の中から「このような人たち」が現れ、神の怒りを鎮めたのでしょう。
でも、本当の「奇跡」は、この男の先生の取組ではありませんでした。それは、今日の会を通して、三間小の子供たちは「子供相撲のことを知り、相撲という競技に大いに関心を持つようになった」ことです。実は、今日のこの会、発案をされたのは「地域学校協働活動推進員」の方で、学校の地域行事への参加協力や地域活性化などを、明確に意図されていたそうです。今日のこの会で、一人でも、本番の「三間子供相撲」に参加する子が増えたらいいですね!
以上、仲間同士のつながりや、地域とのつながりをテーマに構成した今日のブログでした。最後になりましたが、赤十字奉仕団三間支部の方々、三間子供相撲実行委員の方々、今日は、本当にありがとうございました!