春(shun)・旬(shun)・瞬(shun)
2025年4月22日 21時09分学校の春の風物詩のひとつ「1年生を迎える会」。1年生は、ちょっと緊張ぎみ。6年生は、笑顔満開です!
児童会6年生のあいさつで開会です。さあ、どんな出し物があるのかな?
2年生は「先生クイズ」。「校長先生の名前はどれでしょう」的な問題で、ちょうど先生方の名前を少し覚えてきた1年生にとっては「旬」の問題ですね。
おっ!全員正解!1年生の担任の先生以外の先生の名前も、もうたくさん知ってるんだ!
3年生は「学校クイズ」。「三間小学校に教室はいくるあるでしょう」的な問題です。これも、学校探検などをして、学校のことが少し分かってきた1年生にとっては、「旬」の問題です。
全員「バツ」のポーズ。はい、正解です。どんどん正解を続けています。1年生、とっても優秀ですね。
4年生は「まちがいさがし」。ステージ上の「とある授業風景」が幕が閉まると少し変化しています。
5か所変わったそうですが、1年生のみなさん分かりますか?私(ブログ執筆担当)には、全く分かりませんでした。
おっ!次々にまちがいを見つけてるぞ!やっぱり、えらい、かしこい1年生!
5年生の出し物の前座、「おもしろい先生」の紹介。担任の先生が、逆立ちを始めました。すごい身体能力だ!この先生、先日のブログで「50m走全員伴走&タイム計測」の離れ業をしてた人では?これは「おもしろい先生」というより「すごい先生」です。まるで、いつまでも「旬」のような方ですね。
(たぶん)真打ちの登場。若い男の先生の、こん身の「一発★ャグ」がさく裂!アドレナリンをマックスに放出して、この「一瞬」にかけます!はい、もちろん会場は大爆笑でしたが、肝心の1年生の幼い心には・・・ちゃんと届いたのかな?それとも、まさかの「不発」に終わったのかな・・・?
5年生の「ようか★ダンス」が始まりました。これ、ひさしぶりに見ましたが、たのしくて、かわいらしい動きで、1年生にピッタリです。1年生にとっては、いつまでも「旬」のダンスなのでしょう。
おっ!さっきの若い先生に勝るとも劣らないような「猛者(もさ)」がスタンバっているぞ!真剣な表情と、奇抜な衣装が、実にアンバランスだ!いったい何が起こるのか?
これは「ミマレンジャー」による校内ルールの説明。6年生が寸劇で「してはいけないこと」について、楽しく、分かりやすく1年生に伝えるそうです。・・・えっ?両足を少し開いて前のめり、両腕は下に脱力して伸ばす・・・この独特の立ち姿は・・・特に「ミマイエロー」の力強く訴える様子は・・・これは、怪人と対峙している「スーパー★隊」そのものだ!この5人、まさか「本物」なのでは?
やっぱりそうだ!この「ミマブルー」が1年生に放射している強力な「ミマエナジー」。1年生によい子になってほしいという、6年生の強い願いが、時空を超えた偉大な力を動かして、かれらを超人に変容させたんだ!
ミッションクリアー後の「勝利のポーズ」。この「一瞬」に、愛と正義をこめて1年生にとどけます。ありがとう!ぜったい忘れないよ、ミマレンジャー!正義の味方、みんなの味方、風紀戦隊ミマレンジャー!!
最後に、手作りペンダントのプレゼントです。一人一人の写真がはっていますよ。
やっぱり、1年生だけでなく、6年生もうれしそう!
1年生のお礼のことば。とっても立派な態度ですね!
全校で校歌を歌います。1年生も大きな口を開けて歌います。校長先生いわく、「今まで聞いた校歌の中で一番よかった」とのことです。どの学級も、朝の会でしっかり歌っていたのが毎日聞こえていましたよ。とっても、がんばったんですね。
児童会6年生の終わりのことば。6年生のおねえさん、1年生には、とっても立派に見えていることでしょう。
1年生退場。やっぱりうれしそうな6年生。やりとげたって感じですね。人のためにがんばるって、とっても気持ちがよく、やりがいがありますよね。あっ、そうか、これも、「青少年赤十字の精神」か・・・。
楽しい時間の後は、おまちかねの給食です。(グルメモードで)いったい何なんだ、このたたずまいは?・・・いかん、いかん!これはいかん!これは、もはや給食のレベルではない!料亭のメニューじゃないか!何かの間違いではないのか?
やむをえない。ここは「給食」という固定観念を振り払って、純粋に料理として楽しむことにしよう。「たけのこご飯」。旬のタケノコの野趣あふれる味わいと、みま米の旨味が、どのような化学反応を引き起こすか、だが・・・。なんだと?「おこげ」の香り?まさか、そうくるのか!やられた!旬のタケノコ、みま米、おこげ、三位一体となったあまりの旨さで、口の中がビックバン状態、小宇宙が誕生した。もしも、いつか人類最後の日が訪れるのなら、私は、迷うことなく食べたい、この一品を。
「ゆず酢あえ」。この色合い、やけに美しいじゃないか・・・おおっ!たけのこご飯で意表をつかれたが、これは、逆にストレートど真ん中、きざんだゆずの皮の高級感あふれる風味に包まれ、しばし時を忘れてしまう。裏の裏をかかれた気分だ。野菜がじつに美味い!野菜をこれだけおいしく食べることができる食べ方を、私は知らないし、これからも決して知ることはないだろう。
「すまし汁」。・・・ああ、カツオだしの風味と、みりんの優しい甘さ。実にいい!この楽しい食感の正体は「湯葉」か。みつばも入っている。何なんだ、この、あふれんばかりの高級感は。そこにメインは「桜色のはんぺん」。この食感!これがはんぺんの実力か?はんぺんと言えば「おでん」を思い出すが、それは、はんぺんに対して失礼というものだろう。カジュアル、フォーマル、TPOに合わせて、様々な顔を見せてくれる魅力あふれる食材だ。おそらく今日は、1年生を迎える会に合わせて、慶事のコーディネートで、本校にかけつけてくれたのだろう。
待ってたぞ!やっぱり来てくれたのか、ちくわの磯辺揚げ!気品あふれる献立のラインナップに、戸惑い、さまよっていた私の舌を、まるで、隠れ家に導き、しばしの休息を与えてくれてるかのようだ。青のりとちくわ自体の味、両方が強く、他の献立の淡泊な味わいとはまるで対照的だ。まさか給食で、ここまで行き届いた配慮が見られるとは・・・。たけのこご飯、ゆず酢あえ、すまし汁、からの、いそべ揚げ・・・私には、この食の無限ループから抜け出す術(すべ)を見つけられない。給食関係者の方々は、この私をダメにしてしまうつもりなのか?
(グルメモードオフ)今日の給食って、まさに「春」の「旬」でしたね。・・・さて、時間は朝にさかのぼり、場所は学校の玄関。なにやら人だかりができています。何か、入れ物に入れているようですが?
そうか、これは、先日の「青少年赤十字登録式」で募金の代わりに呼びかけていた「ベルマーク」と「古切手」集めなんだ。まさか、こんなに早く、こんなにたくさんの子が反応し、こんなにたくさん持ってきてくれるとは・・・。まるで、少し前に蒔いた種が、夏を待たずして「瞬く間」に立派に成長したかのようです。
ここ数日、とても暑く、暦の上での夏も近づいています。本当に「瞬く間」に時は過ぎていきます。それもそのはず、5年前、手を引かれて体育館に入場した1年生は、今では、もう6年生。自分たちが1年生の手を引く番になっています。季節が巡ると、次の春には、卒業も迎えるのです。また、季節の食べ物だけでなく、人には、それぞれに、今しかできないこと、するべきことのような「旬」と呼べるものもある気がします。そして、そんなことを意識しながら、子どもたちも、先生方もがんばってほしいと思っています。