南予の物語
2023年2月28日 08時01分
6年生は、「ハンセン病」についての勉強です。二名小学校との合同学習です。
三間町では、中学校に進学する前までに、三間町の3つの小学校の6年生が3つのことについて勉強します。
①三間町の人権獲得のために立ち上がった人たち
②三間隣保館
③ハンセン病
今日はそのうちの③です。「京の都に、お姫様がいました。お姫様は、今でいうハンセン病に罹ってしまいます。その頃には、うつる病気だと言われ、人々は恐れていたのです。姫様の父母は、心を鬼にして、小舟に姫様をのせ旅立たせます。いくつかの瀬戸内の浜辺に着きますが、どこの住民にも追い出されてしまいます。そして、小舟は、宇和海の三瓶にたどり着きます。三瓶の住民は、困った時にはお互い様じゃ。しばらく様子を見ようではないか、と話し合います。ある時から、姫様は、青石に般若心経を書いていきます。その青石が積み重なっていき、姫様の心は、それとともに穏やかになっていくのでした。姫様は、やがて亡くなりますが、三瓶の人達は、それからもずっと、姫塚を大切に守ってきているのです。」
いかがですか?
隣の町の西予市三瓶町には、こんなにも悲しく、こんなにも美しい物語があるのです。
私たち三間町と同じ南予です。
南予には、昔から、心優しい人々が住んでいたのですね。
12歳の子供たちの心には、どんな思いが残ったのでしょうか。