見えないものを見ようとして
2025年4月11日 19時50分おっ!2年生のみなさん、よい姿勢!がんばっております!
えんぴつを上手にもって・・・
これは、書写の勉強ですね。子どもたちの心の中までは見えませんが、きっと「サウナー」みたいに「整った」状態なのでしょう。
6年生は、火が燃える様子を見ています。「火が燃える様子だけ延々と」写した動画が、無数に投稿されていますが、もちろん、よく視聴されているからです。癒されるんだとか。何でも、人類を、何万年もの間外敵から身を守ってくれ、生物界の頂点に立たせてくれたという記憶が、万人のDNAに刻まれているのだそうです。
だけど、その火が「なぜ燃えるのか」については、近代まで全く解明されていませんでした。昨日のブログで紹介した、かのガリレオ・ガリレイが、見えないものを見ようとして望遠鏡をのぞきこんだ(んっ?このフレーズって?)結果、地動説を唱えるに至ったそうですが、この火の場合は、科学者たちは、いったいどのように調べたのでしょうか。
まあ、何はともあれ、燃やしてみましょう。昔の研究者たちも、きっとそうだったに違いありません。実験開始です!おっ!さっそく「研究者」の目つきになってるぞ!
ろうそくを、びんに入れて燃やしても、普通に燃えますが、それにふたをすると・・・?
燃焼のしくみが分かったのは、18世紀後半で、かなり最近のことです。よほど解明が難しかったのでしょう。イギリスのプルーストリーという科学者が解明したそうですが、おそらく彼は、このような顔つきで研究に没頭したのでしょう。
ああ、まさに「風前の灯」のよう。これって、消えてしまうのかな?
しっかり頭を使うとお腹も減ります。さあ、給食です!・・・えっ?スパゲッティ?「ごはん」ではない?そうか、さすがに「米どころ」といえど、食育の観点から、まれに麺やパンになることがあるのか。しかもこんなにも早いタイミングで。うかつにも「献立表」を見ておらず予備知識が無い状態で、「全く見えない給食関係者の方々の意図」と対峙することになりました。(表現モードチェンジ)
なに?燻製の香り?思ってたのと全然ちがう。ケチャップやミートソースの風味が最初に来ない。いったい何が?・・・こいつだ!小さく切ってあって分かりにくかったが、スモーキーなテイストは、こいつが出していたんだ。けっこう味がしっかりしていて、いいアクセントにもなっている。このスパゲッティのネーミングは・・・?そうか、やっぱり「ウインナースパゲッティ」だ。ウインナーは単価が高く、多くは入れることはできない。少量でもしっかりした味のものを選んだんだ。「食育にも燻製の香りを」。すばらしい発想じゃないか。
このサラダ・・・。キャベツ、ブロッコリー、ニンジン、ベーコン、ゴマ・・・。あっ!この野菜の食感!昨日の「アメリカンサラダ」と同じだ!そうか・・・このゆで加減は、栄養価など総合的に考慮した「デフォルト」だったのか。こちらも、さりげなく入っているベーコンの味がしっかりしていて、全体によい味のバランスが生まれている。恐らく「ベーコンサラダ」だ。なに?正解は「ブロごまサラダ」?ブロッコリーが主役ではあるが、ポイントは「ごま」だったのか!でも、なんともユニークなネーミングじゃないか。「ブロごま」。声に出して言いたくなる。
蒸しパン。どれどれ・・・おっ、卵と牛乳のしっかりした風味を感じる。これは、いい蒸しパンだ。・・・しかし、他にも、この蒸しパンをぐっと美味くしている複雑な味が・・・。なんだその正体は?
割ってみたところで分からない。赤いドライフルーツをふんだんに使っているが、だいじょうぶ、これは知ってるぞ「パパイヤのドライフルーツ」だ。パッションフルーツの味わいは独特で、味わいに変化をもたらすものだが、でも、それだけじゃない・・・。この蒸しパンの名前は?「みかん蒸しパン」!そうか!生地にみかんの果汁が練り込まれているのか。私としたことが!生地の色合いから、それに気づくべきだった!それに三間町も宇和島市で、宇和島と言えば「みかん」じゃないか!小さなことに気を取られて、本当に「見えるべきもの」が見えていなかった。
さて。2年生が、この給食を食べている。みんな実にうまそうじゃないか。この給食関係者の方々の工夫や愛情のこもった給食。もりもり食べて、心も体もしっかり大きくなれよ!
おっ!早くも完食。これは早いぞ!まわりの子どもたちの賞賛の声が聞こえる。そうだよな。給食を食べるのが早いことも、子どもにとって、ひとつのステータスだからな。だが、少年よ。きみもいつの日にか気づくだろう。あまり早く食べてしまうと「食事を作ってくれた人との無言の対話」を楽しむことはできないと。
(表現モードリセット)大変失礼いたしました。「表現モード」をデフォルトに戻すのを忘れておりました。深くおわびいたします。さて、今日は、1回目のPTA役員会がありました。三間小(うち)のPTA役員さんって、こんなに多いんですね。みなさん、お疲れのところ、御参会ありがとうございます。
今年のPTAの活動などについて、保護者の方々と先生方がいっしょになって計画を立てられています。話合は、とてもスムーズに進んでいるようです。
閉会後は、各専門部に分かれて、それぞれの活動計画を立案します。いいですね。この部会、みなさん談笑されているようですよ。察するに「いい関係」ができているんでしょう。
その後も、会場、玄関、駐車場、いろいろな所で、保護者の方や先生方の「立ち話」が続きます。おそらく、会の中では出せなかった、いろいろなことを話されているのでしょう。うん。実は「こんなこと」が一番大事なのかもしれませんね。
保護者の方々が、学校での子どもたちの様子は見えないように、学校の先生方も、お家や地域での子どもたちの様子は見えません。お互い、その「見えないものを見ようとして」も正確なことまでは、分かろうはずがありません。だから、時には、誤解が起こる場合があるのかもしれません。それだからこそ、このように、保護者の方々や先生方が、顔を突き合わせて話し合うことは、本当に大事なんだと思います。
しばらくすると、家庭訪問もあります。家庭訪問の最終日の夜には、役員さんは「PTAの懇親会(歓迎会)」も計画されていると言われていました。保護者の方が参加しやすいように、三間の街中でされるそうです。そうですね。「立ち話」もなんですから、みなさん気軽に参加されて、いっぱいお話されたらいいんですよ!きっと、いや、ぜったい、「見えないものがたくさん見えて」、関係が深まることと思いますよ!