いつもとはちがう状況のもとで
2025年6月26日 18時52分えっ、給食?・・・オープニングから、いつもとは、まるでちがいます。グルメモード担当者の方らしくないですが、まさか、タイトルに迎合したのですか?・・・はい。今日は、中華メニュー。八宝菜がメインになります。
ほーらやっぱりだ!きたよ!きちゃったよー!八宝菜を白飯にかけて「中華丼」にしたところ、案の定「ドはまり」の美味さだ。中華出汁に野菜の旨味が加わった甘味のあるスープ。これは必ず白飯に合うと踏んで「勝負」に打って出たが、完全に功を奏した。私の戦略は成功、完全勝利だ。八宝菜。海鮮をつかった広東料理の代表格、言うなれば中華調理の王道だ。そして、中華丼は日本発祥ということ。「とにかくご飯にかけてしまえ」というのは、もしかしたら、日本人のDNAにきざまれているマインドなのかもしれない。今回は、その「本能」に従うことで、正しい解が得られた。
「たたききゅうり」。これは、正式な料理名だ。きゅうりを、すりこぎや、めん棒でたたいてくだき、調味料とあえる。そして、くだいたきゅうりが、独特の食感と鮮烈な味わいをもたらす。また、今回は、ゴマ油であえた中華風。八宝菜やシュウマイの、はし休めにピッタリであることは言うまでもない。それにしても、この食感ときたら!野菜をたたいてつぶす調理法は、ニンニクを、形を残しながら調味料として使いたい場合に用いることがあるが、他には例が見当たらない。いいんじゃないか、この食材をくだく料理法。いやはや、料理と言うのは、本当に奥が深すぎる。楽しすぎる。
【デフォルト】そうか!今回の題材は、午後の活動が中心だったのですね。あっ!2組教室のガラス越しに見知らぬ人影が!これは、お客さんだ。今日は、役場から「教育行政関係者の方々」が来られる日でした。知らない人が勉強の様子を見に来られて、2組の子どもたち、思い切り緊張したことでしょうね。
3組の教室でも同じです。やっぱり緊張しますよね。この方々は、年に1回、学校の様子を視察に来られる方々です。そう、「学校の様子」とは言うものの、もちろん、中心は「子どもたちの様子」に決まっています。いやあ、この空気感、私だって緊張しますよ!
1年生は、算数のひき算の勉強。お客さん、ここには、来られないのかな?
あっ、来られている、来られている!1年生は、こんなことは初めてになるので、特に緊張しますよね。でも、がんばって、いいとこ、いっぱい見てもらってくださいね。
2年生は、グループで話合い活動に入っていたようで、ほとんど緊張していません。そう、友達といっしょですからね。心強いです。笑顔さえ見られます。これ、算数の「100をこえる数」の勉強のようです。
おっと!お客さんの「名札」に興味をもって、インタビューなんかしてるぞ!とても、いいことではありますが、興味をもつべきは、どちらかというと、「100をこえる数の言い方」の方ではなかったでしょうか?
3年生にいたっては、「お客さん、まだ来んの?」という声があちこちからあがっていました。そして、お待ちどおさま!お客さんが来られました!すると、今度は、あちこちから「来た!」「来た!」という声。はい、その表現は、ちがいますよ。「来られた」または「いらっしゃった」です。ところで3年生は、お客さんに、いったい何を期待してたんでしょうか。
ちょうど、お客さんが来られたのは、グループを作るタイミングでした。今から、国語の教科書にある「仕事の工夫」について読み取って、タブレットを使ってまとめます。
おっ!このお客さんは、後ろの「絵」に注目されていますよ。見てやってください、見てやってください!そうですよね。この、リコーダーを吹いている友達の絵、とっても上手にかけてますもんね!
4年生は、撮影担当の方に気づいて、ポーズを取っていた子も。となりの子が、お客さん方の気配を感じて、「おい、来たぞ。」と伝えています。はい、それ、やっぱり表現がまちがっています。「おい、来られたぞ。」または「おい、いらっしゃったぞ。」が正解です。
その「となりの子」ですが、なぜか、すぐに、お客さんの存在を忘れて、驚愕した顔で画面を見つめます。
そして、すぐに「険しい顔」。これ、一瞬の出来事でした。もしこれが、大人だったら「株の暴落の情報を目にして失望する株主」に違いないと思いますが、この子はいったい、何に驚き、何に失望しているでしょうか?今回の勉強は「環境について考える」内容。すると、世界の環境破壊の由々しき現状を目の当たりにし、強い不快感と憤りを覚えていたのでしょうか。
他の子どもたちも、しっかり頑張っています。4年生の先生も、しっかりアドバイスをされていますね。
5年生は、グループでの調べ学習。グループで同じ作業ページを作って、協同で作業しているのだとか。
どうやら、理科で、台風について調べているようです。もう、台風の襲来を心配する、そんな時期になるんですね。調べる内容は多岐にわたります。この子は、まとめる内容の候補をメンバーに提案しているのでしょうか。
これは、また、なんとも達者な!そして、出ましたよ!使っているデジカメの性能が低いがゆえの「手元の高速化」。でも、正真正銘、本当に、すばやくタブレットの操作をしていました。こんなところも、「見ていただきたい」点になりますよね。
6年松組は図工の鑑賞。「校内のお気に入りの場所」を描いた友達の絵を見て、それを、どんな思いで描いたのか、考えたり伝え合ったりする内容です。
あっ!お客さんが、すてきな笑顔で入って来られた。子どもたちも自然に笑顔になります。緊張をほぐしていただいたのですね。ありがとうございます。
鑑賞をする子どもたちの表情も、自然とやわらかくなっています。おっ!先生も、すてきな表情で説明されているぞ!
友達の絵を見て回ります。・・・うん、これは、まちがいなく「心の声」を上げているようですよ!
「うん、いい絵だ・・・。作者の、この場所への愛着が、やさしい筆づかいで表現されている。」「ええ、そうね。私も、まさにそう思っていたわ。」
「これこれ!わたし、この色好きいー!」「そうそう!わたしも、この絵が推(お)しいー!」
「さすが、あまたの芸術家を輩出してきた三間町。子供とはいえ、イマジネーションが刺激される作品ばかりだ。この『原石』たち、その成長を見守っていきたい。この私、少なからずの支援をさせていただくぞ。」
「そこの、私と同じ髪型をしているきみ、静かにしたまえ。この風景画が奏でている『ソナタ』が聞こえなくなるじゃないか。よく覚えておきたまえ。芸術は、目と心で鑑賞するものだ。」
6年竹組は、国語の「本は友達」という単元。撮影担当者の方に、笑顔を見せながらノートを取っていた子も、お客さん方の入室を知って・・・
一気に、マックスの学習モード!さあ、「戦闘態勢」に入りましたよ!
みんな、思い切り戦闘態勢です!しっかりと、自分の考えを書きまとめて、後の発表にのぞみます。
おおっ!いっせいに手があがったぞ!先生をみすえて、「当ててください!」と言わんばかりの様子です!
出ました!6年生の十八番(おはこ)、発表ラッシュ!間断なく、質の高い内容の濃い発表を繰り出します。これには、参観者の方々も、打つ手はない!ただただ「感心する」だけに終わるでしょう!さすが6年生、最後に、参観者の方々に、すてきな「お土産」を渡してくれましたね!
【グルメモード】教育行政関係者の方々は、もともとは教員をされていた方が多いそうだ。そして、とてもいい先生だったとも聞く。そうであるのなら、学校現場への思いも、並々ならぬものを持たれていることだろう。もしかしたら、この方々は、今日、子どもたちの様子を見ることを楽しみに来られていて、また、実際に、大いに楽しんで帰られたのではなかったのか。少なくとも、私の目には、そのように映った。
【デフォルト】本当ですか?私は、いろんなことを細かくチェックされているようにしか思えませんでしたが・・・。状況によって、人の行動や態度は変わっていくものですが、心の中には、変わらない、変えられない部分が、あるということでしょうか・・・。
以上、いつもとは違う状況を題材に構成した、今日のブログでした。最後になりましたが、教育行政関係者の方々、今日は、ご多用の中、ご来校いただき、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。